現在の着物の形は、約1200年前(8世紀末~12世紀末)に誕生しました。その後、約400年前(17世紀初頭)には染色や織物技術が大幅に向上し、色彩豊かで多様な模様を持つ着物が発展し、日本人の主要な衣服となりました。
約150年前(19世紀後半~20世紀初頭)、西洋文化の影響で洋服が普及し、着物を日常的に着る機会は徐々に減少しました。現在では、着物は冠婚葬祭や伝統行事の際に着用される特別な衣装となっています。
近年では、若い世代が着物を現代風にアレンジし、カジュアルに取り入れる動きも広がっており、伝統とモダンが融合した新しいスタイルが注目されています。
着物には多くの種類があり、用途やデザインによって異なる役割を持っています。
以下に代表的な種類を紹介します。
未婚女性が着用する最も格式の高い礼装。長い袖と鮮やかな模様が特徴。成人式や卒業式、結婚式などの特別な場で着用され、脇が大きく開いているため、熱を逃しやすい構造です。
下半身に美しい絵羽模様が施され、縫い目を越えて模様が途切れずに続くデザイン。結婚式や親族の集まりなど、フォーマルな場で既婚女性が着用し、新郎新婦への敬意と祝福を表現します。
振袖同様に仮仕立てして染められた模様が特徴で、年齢を問わず着用可能。パーティー、結婚式などのフォーマルな場で使用され、若い女性は明るく大胆な柄、年配の女性は落ち着いた古典柄が適しています。
反物の状態で染められ、模様が縫い目にかからないよう工夫された着物。柄が控えめで上品。お茶会、パーティー、正式な場での着用に適しています。既婚・未婚問わず着用可能です。
上下方向を問わず均一に模様が配置されているカジュアルな着物。型染め技法を使用。日常の外出やカジュアルな場面での着用に最適です。
私たちが開発した着物は上下がセパレートになっており、アンティークとしての伝統的な着物の美しさを保ちながら、現代のライフスタイルに合わせた新しいデザインになっています。
着物を上下に分けてリメイクデザイン。マジックテープやアタッチメントで脱着可能で、初心者でも5分で簡単に着用可能です。
全て、総シルクで高級なアンティーク着物を使用。伝統的な染色や織物技術が施された貴重な一点物のアイテムです。
上着はジャケットやTシャツ、下は巻きスカートのように自由な着用が可能。フォーマルからカジュアルな場面まで幅広く活躍します。